2021年10月07日

店長個人コラム 実銃ネタ  不遇な銃XM8

皆様こんにちはBreakout店長です
今回は一時期米軍採用になるはずだった
ライフル、XM8についてです。

よろしければ閲覧ください。

※知らない方向けです
ご了承下さい。


店長個人コラム 実銃ネタ  不遇な銃XM8

XM8はHK社が2002年頃から開発していた
アサルトライフルです。

米軍では1990年からOICW(次世代歩兵用個人火器)
の計画が進んでいました。
(簡単に言うとライフルとグレネードランチャー
の複合)

しかし開発は難航、急いだ米軍はライフルとランチャーを
別々に開発を要請することになります。

その流れで開発されたのが本銃XM8です。

見た目からもわかりますが本銃はHK社のG36を
ベースに開発されています。

ストックや各部パーツがモジュラー化されており、
用途に応じてバリエーションを変更できる
万能な銃です。

近距離向けのカービン、遠距離仕様のヘビーバレル
などこの銃一つで行えます。

店長個人コラム 実銃ネタ  不遇な銃XM8

銃自体の性能も高く評価されており、米軍が行った
次期採用銃のテストでは好成績を残しています。

ダストテスト(銃を汚して使うテスト)では
M4が882回作動不良を起こしているのに
対してXM8は127回の結果です。

標準で照準器を備えていたり、反動が少なく
フルオート射撃でも片手で撃てるほどと
されています。

またM4などと違いマグリリースボタンや
チャージングハンドルは左利きにも
対応しており利き手を選ばない
設計。

銃身下部にもM320ランチャーを装着可能で
あったり、拡張性も高いです。

レイルシステムはありませんがレイル付き
ハンドガードモデルも開発はしていたようです、

そんな優等生なXM8は2005年にアメリカ陸軍に
おいて次期正式採用銃として発表されますが
同年4月に採用保留、10月には採用の
中止が発表され、今後の動向は未定となりました。

なぜ採用されなかったのは公式では明かされておらず
現在でも不明となっています。

憶測で様々な意見が言われています。

1現場の兵士が使いたがらなかった
見た目が玩具みたいなど評価はよくなかった
海兵隊や特殊部隊などから反発を
受けたとされています。

2予算的な問題
拡張性が高いとは言え、マガジンや光学機器の
互換性がなかったのでそれに対する費用、
操作に関してもM4とはまったく違うので
兵士の再教育が必要など、、、

3コルト社からの圧力。
M4やM16などを米軍に卸しているコルト社。
XM8が採用されれば当然調達数が少なく
なるのでコルトは勿論いい顔はしません。

猛反発したと言われています。

様々なややこしい事情のせいで結局は
白紙にされてしまった本銃は不遇と言えますね。

仮に採用されていたとしても後で重大な欠陥が
見つかったりなどは銃においてはよくあるので
よかったのかもしれませんね(笑)

(G36なども紫外線で劣化するなど、
HKタイマーかな?)

さて以上XM8でした。
私は個人的に結構好きな銃です。

魚みたいなフォルムですけどね( ゚Д゚)

一応SRC?だったかな電動ガンは出ています。

余談ですが2005年~2008年頃のFPSなど
銃が登場するゲームには採用される前提
だった為かよく出てきています。

メタルギア4、バトルフィールド、レインボーなど、、、

また更新していきます

それでは!











Posted by Break out  at 11:39 │Comments(0)

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